どうもiwakoです。
方言を使っている女子って可愛くないですか?あれなんででしょうね。特に、普段は標準語なのにふとしたことで方言がでちゃう女子ってやばくないですか?あれなにんでしょうね、キュンキュンしますよ。
田舎っぽいからと普段方言を使わないようにしている女子そのものが可愛く感じます。
というわけで皆さん、好きな方言ってありますでしょうか。
僕は断トツで京都弁ですよね。それは僕が京都出身だからとかそういうことは関係なくて、品がありますよね、なんか。
2番目に三重弁です。これも聞く人によっては関西系の喋りに聞こえますけど、ゆったりほんわかしてる感じが好きです。「~しやん」とか可愛くないですか?
でも京都弁には劣りますね。京都弁は聞くだけで「結婚してください」と言いそうになります。
そんな京都弁の特徴からまずは書いていきます。
京都弁の特徴とは
京都弁にも種類がある
京都弁は「町言葉」と「御所言葉」の2種類があります。
御所言葉とは「わらわは~でおじゃる」とかドラマとかで聞いたことないですか?かつて公家(天皇陛下などのお偉いさん)で使用されていたため現在では使われておりません。
現在の京都弁は市民が話す町言葉が由来となって現代まで伝わってきています。
町言葉にも細かく分けて農村部で話される農家ことばや舞妓が話す花街ことばなどがあります。
でも町言葉の中にも日常ではあまり使われない言葉もあります。
よく聞く言葉に「~どす」がありますけどこれは日常ではほぼ使いません。舞妓さんが使う花街ことばに当てはまりますね。
物事をオブラートに包む言い回し
京都弁は優しい、上品と言ったイメージですが、それは元々が貴族文化なので、もめ事を避けようと波風立たないように話そうとしているからです。だからどことなく遠回しで嫌味な表現に聞こえてしまうこともあります。
あくまでもそういうイメージが世間には浸透しています。
京都のぶぶ漬けと言えばお茶漬けのことですが、「ぶぶ漬け、いかがどすか?」と言われたら「早く帰れ」という意味だと勘違いされることが多いそうです。これは大阪の落語のぶぶ漬けの話から独り歩きしてこのような噂が広まったと言います。(やっぱ大阪ってクソ)ここから京都人は裏表があるというイメージが定着してしまいました。
「元気やなあ」と言われれば「声が大きいぞ」というような、本音を言わず建前で話しているように聞こえてしまうのです。
嫌味を言っているわけではなく、気を使っているのだと分かってあげてください。
独特な表現
平安時代では日本の中心は京都でした。なので京都の喋り方が標準語とされていたんです。
先程のオブラートに包む言い回しもそうですが、京都は伝統を重んじる文化があり、昔の言い方がそのまま現代に伝わっているので現代の人には独特な表現だと感じてしまいます。
その一つが敬語で「〜しはる」と言うのはよく聞きますけど人間だけではなく動物や無機物に対しても使ったりします。
また、食べ物に対しても「お豆さん」「おいなりさん」などと丁寧に呼ぶ傾向があります。
「してはる」「よろしおす」「面白いねんかあ」など語尾にも特徴があります。
大阪弁との違いは
地方の人が聞けば京都弁も大阪弁もまとめて関西弁、同じだと思う人も少なくありません。
僕の母は半生を京都生まれの京都育ち、半生を京都で過ごしていますけど、大阪弁が嫌いなんですよね。昔から大阪弁は汚い、京都弁は綺麗だと言っていて、そんな簡単に分けていいものかと思いましたけど、このように京都人は大阪人と一緒にされることを嫌います。
京都弁と大阪弁は微妙に違います。
まず、どちらも語尾に「〜へん」とつけますが、
京都弁「行かへん」
大阪弁「行けへん」
と言うような、大阪弁は接頭語の最後をe段に変えて話します。
あとは大阪弁では「そうやねん」なところを京都弁では「そうやねんかあ」など柔らかい表現をします。
京都では「寒い寒い」と言うように、強調したい言葉を2度続けるのも特徴ですね。
母が言っていたように大阪弁は汚いと言う表現は言い過ぎだとは思いますけど、きつい言い方をするイメージを持っている人も多いと思います。
それは大阪人特有の話し方のせいかもしれませんね。大阪人は早口で話し、言いたいことをはっきりと言う傾向にあります。だからきついと思われるのかもしれませんね。
そう考えるとゆっくりと、相手に気を使いながら話す京都弁とは真逆だと言えますね。
京都弁の可愛いセリフ集
なんやかいらしいなあ
「なんか、可愛いね」の意味。
可愛い動物や赤ちゃんを見た時に女の子がこのセリフを言ったらどうでしょうか。
そんな君が可愛いと思ってしまいます。京都弁は自然と語尾を伸ばして発音します。特徴的な「なあ」と言う表現が言葉にマイルドさ、優しさが加わってる感じがしますね。
京都人は裏表があり腹黒いと思われることがあるみたいですが、この言葉を聞いてもそれが言えるでしょうか。
不思議と京都弁だと本当に「可愛い」と思って言っているんだなと感じてしまいます。
ずっと側におって
「ずっとそばにいてね」という意味。
もちろん側にいます。そんなこと言われたら。
遠回しに告白とも取れるこの言い方、キュンとこない人なんているんですか?
標準語で「ずっと側にいて」だとなんだか束縛されているような感じがしますけど京都弁は全くそんなことありません!かと言ってあざとくも感じない柔らかい表現です。
顔お赤らめながら甘えて寄り添ってくる感じがたまりませんね!多分僕言われたら抱きしめてしまいます。
会いたいのに会われへんなんていけずなお人やわあ
「会いたいのに会えないなんて意地悪な人」という意味。
標準語では冷たく聞こえますけど京都弁は上品さ、大人っぽさを感じさせてドキッとしてしまいます。
すぐに会いに行ってあげますよ。
ちなみに大阪では「いけず」を「行けず」と言い、いい年なのにいつまでたってもお嫁に行けない人のことを指します。意味が変わってくるんですよね。
こっちの方が意地悪な言い方だと思います。
明日会えへんのさみしいわあ
「明日会えないの?寂しい」という意味。
異性や恋人に向かって寂しいと言う言葉は少し恥ずかしいもんがありますけど京都弁であれば崩してあるので女性も言いやすいのではないでしょうか。
言われた方もほんとに自分のことを思ってくれてるんだなと言う気持ちやら会えなくて申し訳ないと言う気持ちやらでいっぱいになります。
別れ際にこんなこと言われたら明日会えない変わりに今日は遅くまで一緒にいてあげたくなりますね。
こそばいわあもうかんにんして
「くすぐったいからもうやめて」という意味。
どういう状態だよ!って思いますか?くすぐってるんですよ後ろから。「かんにんして~」とか可愛く言われてやめるはずないですよね。もっといじめたくなります。
その柔らかい言い方からその場も和みますね。
「かんにんして」は「やめて」の他に「ごめんね」という意味でも使われます。こんな風に謝罪されたらこちらも怒る気なくなって許してしまいますね。
おおきに
「ありがとう」という意味。
僕のおばあちゃんがお風呂屋さんだったので聞いていました。懐かしいなあ。
そこまで日常では使われてなく、おじいちゃん世代か、舞妓さん、商売人の人がよく使います。
ちなみに大阪でも「おおきに」は使われますけど大阪では早口で強めな口調で言います。対して京都はゆっくりとした口調で最期を伸ばすので可愛らしく聞こえるんですよね。
うちでかまへんの
「私でいいの?」という意味。
女性から告白する場合でも男性から告白された場合でも念を押す時に使う言葉です。確認するように聞いてくるのが謙虚さが表れていていいですね。
そんなん断るわけないじゃないですか。というか言い方が可愛いから断りずらい!こんなこと可愛い女の子に言われたら二つ返事で「かまへんかまへん」と答えたいです。
うちあんたのこと好きなんよ
「私、あんたのことが好きだよ」という意味。
はい可愛い。自分のことを「うち」と言う女の子も可愛いですけど、「あんたのこと好きなんよ」と方言で言われるのがモーレツに可愛いです。
はっきりと「好き」と言い切ってしまうことはとても勇気のいることです。女性からしても方言があるということで図々しく感じさせないので気持ちを伝えやすいのではないでしょうか。
ほな行こかあ
「じゃあ行こうか」という意味。
「ほな」だけでも可愛いです。
便利な言葉だと思うんですよ。「じゃあ」だけでは言葉は成立しませんけど「ほな」って言うだけで別れの挨拶になるじゃないですか。
でも一番可愛い組み合わせが「行こかあ」だと思っています。
「ほな」は大阪でもよく使われますけど京都特有の最後が「行こかあ」と言うやんわりした口調がとても可愛らしいです。
おはようおかえり
「早く帰ってきてね」という意味。
初めてこの言葉を聞く人からすれば朝の挨拶なのか夜の挨拶なのかよくわかりませんね。
違うんです。「おはよう」は「お早く」の京都弁です。主には仕事を送り出す時によく使われています。
こんな可愛い言い方されたら寄り道なんかせずに早く仕事を済まして帰ってきますよね。
まとめ
京都弁の魅力、お分かりいただけたでしょうか。
きつい言葉使いよりも丁寧で控えめな言葉使いの方が好感度があがりますよね。
育ちの良さが伺えますよね。なにより可愛いくて京都弁を聞いているだけで癒されます。普段聞きなれていない方言を聞くとドキドキします。
そんな風にドキッとするような恋愛をしたいと思いました。
その他セリフ集はこちら。
こんにちは。記事、楽しく読ませてもらいました。 私も京都生まれですが、大阪に来てずいぶん経つので久しぶりの京言葉に「こんなん、喋ってたなぁ」と懐かしかったです。ありがとうございます(^^)