どうもiwakoです。
ONE PIECE(ワンピース)の映画、STAMPEDE(スタンピード)が公開されましたね。
僕はワンピース好きで漫画も集めていますけどワンピースの映画は映画館で見に行ったことありませんでした。でも「立ち上がれ全勢力」という前評判があったのでめっちゃ食いつきました。
スタンピードのメインビジュアル見てくださいよ。
- ルフィ
- サボ(革命軍)
- トラファルガー・ロー(元七武海)
- ボア・ハンコック(七武海)
- スモーカー(海軍)
- ロブ・ルッチ(CP0)
- バギー(七武海)
ですよ。このほとんどはルフィの敵なのでその全員が共闘するって聞いたら興奮しますよね。
敵が強い敵を倒すために一時的になるって昔からありますけど何度見ても燃える展開ですよね。
そりゃあ映画館で見に行きたくなりますよ。
結果、
マジで面白かったよ!
ワンピースの映画、『スタンピード』
『スタンピード』はワンピースのアニメ20周年記念として制作されました。原作の作者である尾田栄一郎も監修として参加し、キャラクターや衣装のデザインも手がけています。
あらすじ
海賊による海賊のための祭典、海賊万博が一つの島で開催されます。海賊万博の目玉は海賊王、ゴールドロジャーが残した宝を探すというもので、世界中の海賊達が宝を巡って大乱闘を繰り広げます。
実はその裏に、主催者であるブエナ・フェスタに思惑がありました。
さらに海賊王の元クルーである「鬼の跡目」と異名を持っていたダグラス・バレットも乱入して海賊万博は大混乱に。
ダグラス・バレットに最悪の世代の海賊達や海軍、七武海、革命軍も手を取り合い立ち向かいます。
ブエナ・フェスタについて
ブエナ・フェスタは「祭り屋」とも呼ばれていて「海賊肉祭り」「海賊ダンス祭り」「海賊ミスコン」などいろんな祭りを開催してきました。そんな中で人々を一番熱狂させたのが「海賊けんか祭り」です。
でも海賊王、ゴールドロジャーが死に際に放った一言によって人々を熱狂させ、大海賊時代になってしまったことによってフェスタは「祭り屋」として敗北感を覚えました。
だからフェスタは、海賊万博に集まった海賊達、海賊達を捕獲しようとする海軍達による大戦争、そしてダグラスバレットの力を利用して「世界中を巻き込んだ大けんか」というものすごい熱狂を起こすことによって大海賊時代を引き起こしたゴールドロジャーを超えようとしていていました。
ダグラス・バレットについて
元海賊王のクルーであるダグラス・バレット、元々はロジャーに戦いを挑み、敗北した末に「いつかあんたを倒して世界最強になる」という誓いをたててロジャー海賊団に加わりました。
ロジャー処刑後に「ロジャーを倒して世界最強になる」という目的を達成できなくなったバレット。暴れ回りバスターコールによって捕獲されインペルダウンに投獄されました。
時は経ち黒ひげのによるLEVEL6の囚人解放の際、混乱に乗じて脱獄しました。
そして海軍も海賊も全てぶっつぶし、己が最強だということを世界に見せ占めようとしたのです。
だから世界中の海賊を呼び込み海軍と激突させることを目的としたブエナ・フェスタとは利害が一致して2人は手を組むことになりました。
いろんなキャラが出てくるお祭り映画だった!
これにつきます!
麦わらの一味はもちろん最悪の世代と呼ばれるロー、キッド、アプー、ドレーク、ウルージ、ベッジ、ボニー、ホーキンス、麦わらの傘下に入ったキャベンディッシュとバルトロメオ、七武海のハンコック、バギー、ハンコック、革命軍であるサボ、さらに海軍の大将達やスモーカーなど人気キャラが大集合したお祭り映画となっています。
さらにクロコダイル、フォクシー、ワポルなどの懐かしいキャラや直接ストーリーには絡みませんが「あのキャラまで!?」ってキャラクターがめちゃめちゃでてきます。調べたところによると名前があるキャラクターででているのは総勢200人以上もいるとのことです。
一瞬しかでてこない隠れキャラクターを探すのも面白いかもしれませんね。
宝探しでは原作では拳を交えなかったキャラ同士の激突や絡みを見れただけで満足です!
時系列を考えると劇中でルフィは15億の賞金首だと明言されていたのでホールケーキアイランド編の後の話になりますけどその時は一味は2手に別れて行動していました。さらにその時点ではサボやボニーはマリージョア(レヴェリーの島)に潜伏しているはずです。だから時系列では矛盾が生じますけどこれだけキャラクターが多く豪華で夢の共演をしているのだからそこまでこだわらなくていいと思います。
注目シーン
バレットが強すぎる
劇中でバレットはロジャー海賊団の副船長、レイリーと同じくらいの強さだと明言されていました。
覇王色の覇気の持ち主であり、ルフィとの覇王色のぶつかり合いは圧巻です。素直にかっこよかった!素でも凄まじいパワーで最悪の世代のルーキー達を圧倒しますけれど、恐ろしいのはその悪魔の実の能力です。
バレットはガシャガシャの実の合体人間、武器や兵器などあらゆるものを合体、変形させる事ができます。自分の船である潜水艇と合体しロボットの姿となりました。さらに悪魔の実の覚醒を使うことによって町全体に能力が広がり建物や海軍の軍艦、海賊船など様々な物を取り込み超巨大な怪物となり暴れ回ります。
そのパンチは武装色の覇気をまとわせて島を割るほどの威力です。
クロコダイルの作戦によって巨大になったバレットの体勢が崩れ、最後はルフィのゴムゴムの大猿王銃乱打(キングコングガトリング)によって敗れましたけど確実に一人では倒せなかったと思います。
でかさ強さのスケールがハンパなかったです。さすがレイリーと同じくらいの強さと言われてるだけありますね。
ちなみにバレットの過去は劇中でそこまで説明はなかったですが、入場特典のキャラ設定などが載ってる巻壱萬八拾九巻に詳しく記載されていました。バレットの半生が細かく描かれていたんですけれど、その中で一番驚いたのはバレットがルーキー時代にクロコダイルと戦って決着がつかなかったということです。
クロコダイル凄いですね!どうやって引き分けたんだ!
ウソップが大活躍!
今回のMVPと言ってもいいくらいウソップが大活躍します。
最初ロジャーの宝はバギーが手にしますが、その後落ちてきた宝を最終的に手に入れるのはウソップです。ですが後ろからバレットが現れ一瞬でやられてしまいました。激高したルフィがバレットと対峙するわけですけど手も足もでません。倒れたルフィにとどめをさそうとしたときに何個かの弾が飛んできました。それはウソップによる緑星の攻撃でしたがバレットは気にもしていませんでした。
バレットが海軍に気を取られているすきにウソップはルフィを担ぎ移動します。
チョッパー、ブルックと合流、チョッパーに治療してもらったルフィはバレットと再び対峙します。ローやクロコダイル、ハンコックの力によって超巨大なバレットの体は崩れ始め、ルフィによる大技で壊しましたが中にもまだ大型ロボがいました。
バレットも安心してにやけましたが、その時にロボットの関節の隙間から大量のツルがでてきてロボットを壊します。それはウソップが仕込んでいた緑星「蛇花火」、強い衝撃によって発動する技でした。ルフィの大技によって発動したようです。
生身になったバレットはルフィとの一騎打ちになりようやく勝利しました。
ウソップは劇中で「狙撃手は、援護が花道だ!」みたいなことを言っていましたが、ほんとにウソップの援護がなければルフィは返り討ちにあって負けていたのではないでしょうか。「蛇花火」が発動したときにそれはウソップのおかげってのをルフィが感じているシーンがあったのがよかったですね。
なかかか見ることができない戦闘や絡み
少し触れましたがこの映画では新旧様々なキャラクターがでてきてます。
ウルージがルフィを吹っ飛ばしたりキッドの右腕、キラーがゾロと戦ったり、原作ではまだ見られなかった戦闘シーンが盛りだくさんです。
個人的に一番よかったのはスモーカーに対峙したサボの戦闘シーンですね。「前とおれの能力じゃ勝負はつかねえよ」とエースと同じセリフを吐いたのがよかったです。その後バレットに対峙した時のスモーカーとサボの合わせ技も熱い展開でしたけど。なんかネット上でははずれ能力みたいに言われているスモーカーですけどこの映画で株を上げた気がします。
絡みで言ったらクロコダイルとロビンが会話していたのがよかったです。「久しぶりだな ミス・オールサンデー」ってファンにはたまらないシーンですね。
あとバギーが岩に埋もれていてハンコックがルフィーの服と間違えてバギーの鼻を引っ張って「誰じゃおぬしわ!」とバギーに蹴りをくらわせてたのが面白かったです。劇場内でも笑いがおきてました。というか今回の笑いどころはほぼバギーとハンコックですね。でもハンコックはバレットとの戦闘でも大活躍してたのでハンコックの勝ちです。
隕石を細切れにするミホーク
実はミホークも来ていました。
バスターコールによって海軍大将、藤虎が攻めてきてゾロと戦いますが決着はつきません。藤虎は別の戦場に行くとその場を後にしましたが、その時に「これは餞別です。」と能力で巨大な隕石を落としてきました。全くはた迷惑ややつです。
そしてゾロは隕石を切ろうと「一大・三千・大千・世界」という大技で真っ二つにしましたが隕石はそのまま島に落ちそうになったのでミホークが一瞬でさらに細かく切ったので被害がでずに済みました。ゾロとの格の違いを見せつけられたシーンですね。
ミホークかっけええ。
ちなみにその時、ペローナも来ていて「隕石切るなら先に言ってくれよ~、怖かった~」と言ってました。かわいい。ミホークがペローナに「行くぞ」と言っていたりいつの間にそんな仲良くなってんだお前ら。
サボとエースの火拳
スタンピードには歌姫アンというキャラクターが登場します。海賊万博を盛り上げるために登場した彼女ですが、実は悪魔の実の能力者、ビジョビジョの実の力で幻影を作り出すことができます。
そこでラストシーンにて。
海軍大将、黄猿からルフィ達を逃がすためにサボは火拳によって船が進む導線を作ります。サボの隣には幻影で作られたエースの姿が。実はアンの能力で生まれたエースだったんです。
エースと一緒に「火拳!!」と叫んで炎上網をだしている姿はすごく感動しました。
と、同時にアンの能力が幻影でありながら実態もあり能力も使えるとかめちゃ強いと思いました。
ロジャーの宝「LAUGH TALE(ラフテル)」へのログポース
海賊王ロジャーの宝というのはワンピースのある島、ラフテルへのログポースでした。これがあれば直接ラフテルへいけるので海賊達からしてみれば喉から手がでるほどほしい代物でしょう。
最終的にルフェが「俺はいらねえ」と握りつぶしてしまいましたわけですけどログポースには英語で「LAUGH TALE」と書かれていました。ラフテルの綴りは普通なら「RAF TER」だと思いましたけどなぜあえて「LAUGH TALE」にしたのか。これは直訳すると「笑い話」ということになります。
ワンピースは笑い話?やばいなんかすっごい気になる。
どういう意図があって「LAUGH TALE」にしたのでしょうか。そして結構重要な伏線だと思うんですけど映画で出してよかったのでしょうか。
いつか判明する時がくるのか、気になるところです。
まとめ
ワンピースの映画、スタンピードの感想を書いていきました。
ストーリーはほぼないに等しいですが元々お宝争奪戦メインで始まった海賊万博なので必然的にバトルメインになるのは仕方ないのかと思います。少し残念な所はウソップ以外の一味の活躍シーンがそんなにないことですかね。キャラクターが多いので活躍の場が分散されてしまうのは仕方ないですけど。
バトルシーンが多かったですが、キャラクター一人一人の個性と立ち位置を存分に発揮して飽きないように工夫がされていました。。バギーはバギーでしたし。バギーは弱いのにかなり目立っていました。一番最初に海賊王の宝を手にしたのもバギーですし。
好きなシーンは最悪の世代の海賊達がバレットに立ち向かうとこですね。共同戦線というほどではないですけど一人ずつ自分の能力でバレットに攻撃しているのがみんなかっこよかったです。原作ファンとしてはかなりワクワクしました。
あとルッチはお前だけ何しにきたんだってずっと思ってました。ずっと隠れてバレットのこと睨んでただけだろ!って。メインビジュアルがルッチじゃなくてクロコダイルに変えた方がよかったのではないかと思いました。それくらいクロコダイルは活躍していました。「立ち上がれ全勢力」というキャッチコピーにしたかったためにCP0であるルッチを入れた感も否めないですよね。
不安なことを言うと、これ以上の映画ができるのかということです。これ以上の敵はでるのか!またオールスターできるの!?今までの尾田栄一郎監修の映画のボスを振り返ってみると、ロジャーの同世代海賊、、元海軍大将、裏社会のボス、そして今回、ロジャーの元クルー・・・これ以上がいるの!?
ロジャーの前の世代の大海賊、ロックスを絡ませるしかないですね!分かりませんけどね!
今回の映画はただのお祭り映画ではなく、しっかり熱さと仲間の絆を見せてくれました。
予想以上に面白かったですし、まさにアニメ20周年にふさわしい最高の映画でした!