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西尾維新のおすすめ作品ランキングベスト10!最高傑作はなんだ!

どうもiwakoです。

僕は作家である西尾維新が好きです。カテゴリー的にはミステリー作家になるのでしょうか。小説はあまり読まないのですが、デビュー作である「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」を読んで以来ファンになってしまいました。こんな面白い小説があるんだと。バイト中も隙をみてはこそっと読んでいたのもいい思い出です。他には有名なとこで「物語シリーズ」でしょうか。こんなに続きが気になる小説は初めてです。漫画ですら1巻を休憩なして読むことできないのに化物語は続きが気になって休憩してられないってくらい気になりましたもんね。

だからシリーズが刊行されるたびに買ってしまいます。

 

今日はそんな西尾維新の小説についてのお話です。

西尾維新の魅力とは?

って聞かれたらやっぱ独特の世界観と言葉遊びじゃない?って答えます。特にキャラクター達の会話、掛け合いは最大の魅力であり、ボケとツッコミのようにポンポンとテンポよく進められていきます。だからこそ独特の世界観が生まれ、その世界観にどっぷりとハマることができました。

ジョジョとか漫画ネタやメタフィクションネタもよく使うし、そういう独特な言い回しも相まっていわゆるアンチと言われてる人たちからすれば「臭い寒い痛いくどいキモイただのダジャレ」とめちゃくちゃに批判されたりはしますけれど、やはり言い回しとか文章を見てたら「あーやっぱこの人天才だ」と感心するところは多々ありますよ。

西尾維新→NISIOISINで「O」を中心に回文になってるとことかね。

最初聞いたときは思わず西尾維新SUGEEEEE!!って思いましたよ。震えました。アンチからすればファンも含めその辺が寒いしキモイのでしょうが。ペンネームを回文にしようとした発想がすごいですね。そしてちゃんと名前として読めるというのもこれまたすごいです。

正直僕も西尾維新は人によって好き嫌いが分かれる作風なのでむやみやたらに「西尾維新面白いから読んで!」と人に勧めることはできません。が!せっかくブログをやっているのだから紹介したいと思います。

好きなものは好きだと言いたいじゃないですか。

堅苦しくなくてとっつきやすいのでライトノベルに分類されることもありますけど西尾維新の小説は一般文芸の講談社ノベルスで発行されています。ラノベか否かというところは意見が分かれるところですね。

まあ面白ければどっちでもいいじゃん?

 

そんな感じでここからは西尾維新のシリーズになっている小説をランキング形式で発表したいと思います。

西尾維新のシリーズの名作ランキング

第10位.伝説シリーズ

感情を持たない少年、空々空が地球と戦う組織、地球撲滅軍に入り戦ってくという話です。地球を倒すために戦うんじゃなくて地球を倒すために戦う、人類は地球と敵対しているという設定が面白かったです。

めちゃめちゃ分厚いですよ。1巻につき4センチくらいあります。500ページくらいありますからね。最初から中盤にかけてはバトルメインの話になりますね。地球撲滅軍は科学の力で戦い、2巻目からは舞台を四国に移して魔法少女と戦います。科学対魔法というのは他の作品でもよくある設定ではありますけど知能戦もあって面白かったですよ。

ただなっがい!四国編5巻やってますからね。10巻中5巻ですよ。キャラは個性的ですけどさすがにこれだけ長いと途中だれてきますよ。面白いキャラはいるんですけどね。アホで能天気だけど死者蘇生というある意味最強な魔法を持っている地濃鑿とか。アホ可愛い。

そして終盤は駆け足で・・・あいーいや辞めておこう。地球対人類の対決の結末が最後どうなったのか、知りたければその目で確かめてください。

第9位.最強シリーズ

「戯言シリーズ」のスピンオフ作品。世界最強の請負人、哀川潤を主人公とした作品です。1巻目が「初恋」、2巻目が「失恋」とタイトルになるので初めは世界最強な彼女でも恋をする一人の人間なんだと思いきやそんなみんなが考えているような甘酸っぱい恋愛話ではありません。恋愛の相手が「個人」ではないというのが最強たるゆえんですかね。

「戯言シリーズ」でも超常的な特殊能力持ってるキャラがでてきましたけどこちらは宇宙人がでてきて宇宙が舞台になるのでさらにスケールが大きかったです。

でも「戯言シリーズ」のヒロイン玖渚友に子供ができたという情報がでてきてニヤッとしてしまいました。そこはよかった、ほんとよかった。惜しむらくはもう少し戯言要素を入れてくれたらもっと楽しく読めたんじゃないかと思います。

 

ただ哀川潤の語り部は読みにくいです。ほぼ最強の自分語りですからね。そして人類最強なので絶望感が全くないですね

第8位.世界シリーズ

このシリーズは学園ものを主軸に置いている本格サスペンスになっています。1冊1冊主人公と舞台が変わります。一部のキャラは他の巻でも再登場します。僕は世界シリーズは発売されてだいぶ後になって購入しました。ブックオフで。

ミステリーと呼ぶには事件や出来事が緩いかもしれませんが、犯行時の情報が証拠も何もないってのはリアリティがあってよかったですよ。そうですよね。子供が普通そう簡単に謎が解けるわけありません。

西尾維新っぽい奇人変人は健在ですね。例えば第一作「きみとぼくの壊れた世界」だと妹大好きなシスコンお兄ちゃん、チビで巨乳な女の子がメインで話進みますけどサスペンスなのにこんなラノベみたいなキャラ設定はどういうこと?と思いました。

サスペンスと、あと「この小さな世界で自分はどうやって生きていくのか」みたいなのを一つのテーマにしている青春劇でもあります。全体的にそんな明るい感じではないです。

第7位.刀シリーズ

時代小説にファンタジー要素を入れたよう作品です。「大河ノベル」として12か月連続刊行されました。刀を使わない剣士、虚刀流第七代当主鑢七花が、奇策士とがめと共に12本の刀を探すために旅するというお話です。

最初はクレヨンしんちゃんのような絵柄が受け付けなくて敬遠してましたけど僕はこの作品はアニメで初めて見て面白いと思って小説も読みました。この作品の見どころは毎回登場する個性が強いキャラとの異能バトルですね。戦うキャラは一つの能力に特化した「変体刀」と呼ばれる刀を扱います。次はどんな刀がでてくるのかワクワクした思い出です。

いかにして勝つのかという頭脳戦もしっかりと書かれていてよかったです。あと七花ととがめの掛け合いが面白い。そこらへんは西尾維新さすがだなと。とがめ可愛い。

1巻ごとに一旦区切りがつくので読みやすいです。

第6位.りすかシリーズ

サスペンスと魔法少女を足したような作品です。

人間すべてを見下しているような小学5年生の供儀創貴と、父親を捜しに来た魔法少女、水倉りすかが一緒に行動し、他の魔法少女と戦い冒険します。

まず思ったのは、小学生でそんな屈折する!?って感じです。こいつ中学生になったらどうなるんだと思いました。でも「未来につながる目的のために全力で頑張るやつは応援したくなるんだ。」とか大人ぶった発言もします。こいつほんとに小学生かよ。まあそこも西尾維新らしいかなと。

りすかは血を流して魔法を使うというなかなかに痛々しい描写でした。え?りすかってそういうこと!?「リスカ」ってこと!?って。血を流すためにカッターナイフで手首切ったり舌を噛み切ったりゾクッてする場面がたくさんあります。死の直前まで血を流すことで27歳の姿になれます。エロいです。魔法少女とのバトル、ミステリー、そして創貴とりすかの絆(?)いろんな視点で楽しめます。主人公が目的のためなら人がどうなろうとなんとも思ってないってのが、当時の漫画や小説では主人公としてはすごく斬新でしたね。ダークな魔法少女ものもってのも今でこそまどマギ移行増えましたけど当時は全くなかったんじゃないでしょうか。

あの・・・完結していたらもっと上位なんだけどなー!!完結してないんですよこの作品。「次が最終巻!」か言っておきながら全然発売されません。・・・果たして4巻がでるときはくるのか!

第5位.美少年シリーズ

主人公は瞳島眉美という女の子であり語り部です。あることがきっかけで学校内の事件を秘密裏に解決しているという美少年探偵団と関わり合いを持ちます。そして主人公が美少年に囲まれながら毎日を過ごすという話ですね。

あのーこれね、正直「ついに西尾維新が腐女子に媚びだしたか!?」と思いましたよね。美少年て。ですが実際読んでみればそんなことはなく、かといって女の子一人、周りに美少年5人の逆ハーレム展開ではありません。恋愛感情なんて全くないです。

ちなみに「探偵団」とありますがそこまでミステリー要素もないです。大体最後は力業だったりしますから。基本的に西尾維新らしく美少年らと眉美との掛け合いがメインですね。ハチャメチャな美少年探偵団のメンバーに対する眉美のツッコミがキレッキレです。

西尾維新のキャラは濃い人ばかりですが、この「美少年シリーズ」は特に濃いです。探偵団はそれぞれ「美声」や「美脚」、「美食」などかなり強烈な個性を持っているのでそういうのが好きな人にはほんとおすすめです。でも一番キャラが仕上がってるのは実は主人公っていう・・・。

 

あと1巻が薄いし内容も章ごとに短めで終わるようになっているのでサラッと読むことができます。

第4位.戯言シリーズ

西尾維新のデビュー作「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」から始まる戯言シリーズと言われているミステリー小説です。

最初は主人公は本名不明の「ぼく」こと通称戯言使いが戯言で犯人を追い詰め推理するという話だったのですが巻数を重ねるごとにミステリー要素がなくなっていくのもこの戯言シリーズの特徴です。超常的な能力を持った人間たちとのバトルメインに・・・面白いんですけどね。

あのね、すごく登場人物が多い!この世界は表の世界、暴力の世界、財力の世界があり、その中で玖渚機関、四神一鏡、殺し名、呪い名みたいな組織や派閥があり、どれだけキャラいるんだよって感じです。でも結構死にます。可愛い子も死にます。萌えキャラっぽいのも死にます。

名前も全員個性的だし。七々見奈波(ななななみななみ)ってなんだよ!噛むわ!組織に属するものは大体異名があって、世界最強、世界最弱、世界最悪という言葉がでてきたり・・・でもそんな多くの登場人物の名前を考えるのはすごいと思うし全員動かしてごちゃごちゃしてないってのはやっぱこれも西尾維新の才能ですかね。

第3位.忘却探偵シリーズ

「掟上今日子の備忘録」からなる忘却探偵シリーズです。1日経つとすべてを忘れてしまう忘却の探偵、掟上今日子が主人公のミステリー作品です。数々の事件を解決していきます。

忘れてしまうから守秘義務は完璧!って設定はさすがだと思いました。忘却という時間設定がある探偵物語で少しファンタジー要素を織り交ぜつつも、西尾維新らしいとんでも要素はこのくらいで、西尾維新の作品の中では一番ミステリーしているのではないでしょうか。日常的な範囲内で起こる事件ばかりで、西尾維新特有の言い回し癖も少ないので一般の人もすんなり受け入れられる作風になっていると思います。

1巻の中にいくつか短編があるのでサクッと読みやすいです。それでいて全体的な謎もだんだんと明らかになっていくので続きが読みたくなる作品です。

ドラマにもなっています。白髪に違和感はありましたが面白かったですよ。ガッキー可愛かったです。

 

ちなみに掟上今日子は作中で本名ではないということが明かされています。

だから容姿や性格、設定が似ていることから主人公、掟上今日子と物語シリーズの羽川翼が同一人物だという説があります。

しかもちょっとだけPVとしてアニメになってその時の声優が羽川さんです。

第2位.人間シリーズ

「戯言シリーズ」ででてきた殺し屋集団、零崎一賊が主役のスピンオフ小説です。実は僕本家よりもこっちの方が好きなんですよね。もちろん「戯言シリーズ」あっての「人間シリーズ」ですが。でも「戯言シリーズ」のキャラが多数登場するのでファンなら絶対見るべきシリーズです。

零崎一賊は血の繋がりはないですけど、全員家族のように絆が深いです。本家だと零崎一賊は零崎人識しか登場しませんでしたが、他の零崎にも焦点をあててそれぞれの人間関係を丁寧に書きます。”一族の”ではなく”一族それぞれの”です。

1巻目の「零崎双識の人間試験」では普通の女子高生だった無桐伊織がクラスメイトに殺されそうになった時に殺人鬼として覚醒し、零崎双識と出会い、零崎舞織として一族に入ります。僕はここで妹萌えを覚えました。舞織ちゃん可愛い。

でも一番好きなのは「零崎軋識の人間ノック」ですかね。零崎軋識は零崎一族で一番常識人でありながら、殺人鬼の顔と、さらに実は本家のヒロイン玖渚友のハッキングチームの一員であり、その玖渚友に恋するロリコンとかお前どんだけキャラあるんだよってツッコみたくなります。キャラが渋滞です。好きですねー。

1巻ずつそれぞれ一人の零崎に焦点を当てているのでどの巻からでも読むことができます。あ、でもやっぱ最終巻だけは最後に読んでほしいかな。

第1位.物語シリーズ

「化物語」から続く大人気シリーズです。分かってた人は分かってたと思いますがやっぱこれが一位です。アニメも現在刊行されているもののほとんどがアニメ化されています。

怪異と呼ばれる不思議な現象や存在にまつわる話です。

基本的には猿の怪異、蝸牛の怪異など、様々な怪異に関わった1人の女の子に焦点を当てて阿良々木暦が解決していくという感じで話は進んでいきます。例えばメインヒロインである戦場ヶ原ひたぎは蟹の怪異によって重さを切り取られてしまいます。解決は戦うのではなくなんで怪異の現象が起きたかを解明し解決するのがメインです。中には派手なアクションシーンもありますけど。

とはいうものの解決パートまでが長く、結構どーでもいい雑談や掛け合いをしています。それが面白くて見ているんですけどね。いわゆるギャグパートですね。ヒロインはどのキャラも個性的なので会話も見ていて飽きないです。それと怪異を解明する推理パート、さらに主人公以外の主要キャラの関係性やラブコメ要素もあったりしていろんな面で見ごたえがあります。

 

メインストーリーは完結した・・・はずなんですけどね。現在大学に進学した阿良々木暦の話「モンスターシーズン」として続々刊行中です。続けてくれるのは嬉しいですけどこれ以上やることあるのかという思いもあります。

大ヒットしちゃったからね!しょうがないね!

「西尾維新のおすすめ作品ランキングベスト10!最高傑作はなんだ!」まとめ

以上、西尾維新の小説ランキングでした。

少しは気になりましたかね?

小説を普段読まない人でも読みやすく、飽きないような工夫はされていると思うので、独特なセリフや世界観、そんな西尾ワールドにどっぷりと浸かりたくなった人は是非読んでみてください。

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