本当は怖いシリーズ

本当は怖い童謡の真実!?隠された都市伝説の謎

童謡とは昔から語り継がれてきた子供向けの歌です。一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

細かく分けるなら子供達のための歌として、

童謡:大人が子供達に聞かせるために作った歌

わらべ歌:子供達が遊びながら歌う歌

唱歌:学校の教育用に作った歌

があります。

厳密には3つとも意味は違うのですがこの記事ではまとめて「童謡」とします。

そんな童謡ですが実は怖い都市伝説が隠されていたんです。

というか童謡の歌詞ってよく見ると怖いものが多い気がするんですよね。

そんな童謡達を紹介いたします。

童謡の都市伝説一覧

かごめかごめ

かごめかごめ
かごのなかのとりは
いついつでやる
よあけのばんに
つるとかめがすべった
うしろのしょうめんだあれ

うしろのしょうめんだ~あれえ♪

はい怖い!後ろなのに正面ってなんだか怖くないですか?どっちだよって!

かごめかごめにはいくつもの都市伝説があります。

囚人説

『かごのなかのとり』とは牢屋に入れられた囚人を指しています。

『うしろのしょうめんだあれ』とは首を切られた囚人が斬首されたことに気づかず、どっち向いているのかわからないという囚人視点で歌った歌だそうです。

口寄せ説

子供達が一人を囲んで霊を憑依させることを表しています。

流産説

『かごのなかのとり』とは妊婦のことを表しています。

しかしある日妊婦は崖から突き落とされ、流産してしまいました。

『うしろのしょうめんだあれ』とは突き落とした犯人は誰なのか?という意味ですね。ちなみに『つるとかめがすべった』というのは京都では『つるつるとつっぱいた』と言うそうです。これはずるずると引きずったという意味なんですが・・・いったい何を引きずったんでしょうね?想像するとゾクッとしますよね。

とおりゃんせ

 通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天神さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七つの お祝いに
お札を納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ

これは歌もかごめかごめと同じく昔ながらの遊び歌ですが歌詞も怖いですね。怖いというか単語単語が不気味です。

そんなとおりゃんせの都市伝説は

口減らし説

昔は7歳から人間扱いされたとこもあって、七歳までの子供を口減らしのために殺したり売られたりすることを表しています。

人身御供説

天変地異を起こす神の怒りを鎮めるため、子供を生け贄に捧げることです。

『行きはよいよい 帰りはこわい』という歌詞は神に生け贄に捧げられた子供は帰ってくることができないということですね。

一年生になったら

一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人 できるかな
100人で 食べたいな
富士山の上で おにぎりを
パックン パックン パックンと

一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人 できるかな
100人で かけたいな
日本中を ひとまわり
ドッシン ドッシン ドッシンと

一年生になったら
一年生になったら
ともだち100人 できるかな
100人で 笑いたい
世界中を ふるわせて
ワッハハ ワッハハ ワッハッハ

よく歌詞を見てください。

『ともだち100人 できるかな』

『100人で 食べたいな 富士山の上で おにぎりを』

おかしいですね・・・友達100人できたなら自分合わせて101人のはずですよね・・・なのに100人で食べたいとはこれいかに・・・なんて闇の深い歌詞なんだ。

この歌詞が作られたのは戦時中らしく、これにともなった都市伝説があります。

亡くなった説

戦時中は友達が100人できてもその中の一人は必ず死んでしまうのが平均的な数字だったから数が一人足りなくなっているのです。

殺された説

戦時中一人足の悪い子供がいて、100人と行動を共に出来なかったのです。役に立たないその子供は殺されてしまったという悲しいお話もあります。

ちょうちょう

ちょうちょう ちょうちょう
菜の葉にとまれ
菜の葉にあいたら 桜にとまれ
桜の花の 花から花へ
とまれよ遊べ 遊べよとまれ

僕はちょうちょうと言えばピアノのイメージが強いですねなぜか。

都市伝説ではなく事実なのですが昔は4番まで歌詞が存在しました。

2.起きよ 起きよ ねぐらのすずめ
朝日の光の さし来ぬ先に
ねぐらをいでて 梢にとまり
遊べよ すずめ 歌へよ すずめ

3.とんぼ とんぼ こちきてとまれ
垣根の秋草 いまこそ盛り
盛りの萩に はねうち休め
止まれや止まれ 休めや休め

4、つばめ つばめ 飛びこよ つばめ
古巣を忘れず 今年もここに
かへりし心 なつかし うれし
飛びこよ つばめ かへれや つばめ

ちょうちょうという題名なのにすずめ?とんぼ?つばめ?おかしいですね。なぜこのような歌詞にしたのかはわかりませんが、その疑問を解消するため昭和22年の音楽の教科書からは2番以降を除去されたみたいですね。

都市伝説としては

遊ぶ男説

蝶とは浮気癖のある男、花とは遊女のことで、男の妻が、自分の子供に「あなたのお父さんは遊んでばかりいるダメな男」ということをわかりやすく説明するための歌なのだそうです。

てるてる坊主

てるてる坊主 てる坊主 あした天気に しておくれ
いつかの夢の 空のよに 晴れたら金の鈴(すず)あげよ

てるてる坊主 てる坊主 あした天気に しておくれ
私のねがいを 聞いたなら あまいお酒を たんと飲ましょ

てるてる坊主 てる坊主 あした天気に しておくれ
それでも曇って 泣いたなら そなたの首を チョンと切るぞ

怖い!3番の歌詞が怖い!子供が泣いちゃいますね。

子供に教える歌詞では3番目はカットされることが多いようです。

中国の伝説

てるてる坊主に似た風習で紙で作った掃晴娘(そうせいじょう)というのがありますが、その起源は昔中国で大雨が降り続いたときに町娘が神様に自分の命と引き替えに雨を止ませるようお願いし、晴天にさせました。

そして村人はその娘を称え、雨の日は紙で作った掃晴娘を吊すようになったのが元だと言われています。

お坊さん説

日本では大昔、大雨が降り続いたときお経を唱えれば晴れるという、有名なお坊さんがお経を唱えたのですがいっこうに雨は止みませんでした。

罰としてお坊さんは首をはねられてしまったのです。そしてそのお坊さんの頭を白い布で包んで吊したところ、次の日は晴天だったそうです。

何を思ってお坊さんを吊したのか気になりますね。

はないちもんめ

勝って嬉しい 花いちもんめ
負けて悔しい 花いちもんめ
あの子が欲しい あの子じゃ分からん
相談しましょう そうしましょう

はないちもんめは地方によっていろんなバージョンが存在するみたいですね、あんま詳しくないですが。

人身売買説

この童謡は、貧困な人たちが自分の子供が買われていく人身売買の様子を表しているものだと言います。

はないちもんめとは花一匁と書きます。

花とは子供(または女の子)、匁とは重さの単位になり、そこから値段を決めていたのだそうです。

つまりは

<p勝って嬉しい』→買って嬉しい

『負けて悔しい』→値段をまけて(値切られて)悔しい

うわーああ。背筋がゾクッとしましたよ。

赤い靴

赤い靴 はいてた 女の子
異人さんに つれられて 行っちゃった
横浜の 埠頭から 船に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
今では 青い目に なっちゃって
異人さんのお国に いるんだろ
赤い靴 見るたび 考える
異人さんに逢うたび 考える

この童謡は都市伝説と言いますか、実際にあった話をモデルにしているみたいです。

実在した少女の話

アメリカの、ある夫妻の養女となった少女は渡米するはずでしたけど結核に侵されたことがわかり、日本からアメリカまでの長旅に病気の少女を連れて行くのはかわいそうだということで、しかたなく孤児院に預けられました。まもなくその少女は死亡しましたそうです。

実の母親はそのことを知らず今でも元気にアメリカで暮らしているのだという思いが込められています。

悲しいお話ですね。

 あんたがたどこさ

あんたがたどこさ 肥後さ
肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ 船場さ
船場山には狸がおってさ
それを猟師が鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ
それを木の葉でちょいとかぶせ

熊本の歌です。有名な手まり歌ですね。狸を撃って煮て食うって都市伝説抜きにしても残酷な歌詞ではありますね。

食糧不足説

山で食糧難にあった人々が子供が殺されて食べられる場面を漁師と狸になぞられています。

人身売買された子供説

口減らしなどの理由で売られた子供達が集まって出身地を言い合っている様子です。

めだかの学校

めだかの学校は川の中

そっとのぞいて見てごらん

そっとのぞいて見てごらん

みんなでお遊戯しているよ

三途の川で遊ぶ水子の霊説

死んだ子供の遊ぶ場所は三途の川で、覗いてみると水の中で子供達が遊んでいて、おいでおいでと誘ってくることを表しています。

シャボン玉

シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで 壊れて消えた
風、風、吹くな シャボン玉とばそ

子供の死亡を歌詞にした説

これは作詞をした野口雨情の娘が生まれてすぐに亡くなってしまったことをシャボン玉になぞらえて歌ったものという説があります。

『壊れて消えた』は生まれてすぐ死んでしまったということですか・・・そう考えるとなんとも悲しい歌詞ですね。

指きりげんまん

ゆびきりげんまん
うそついたら
はりせんぼんのます
ゆびきった

昔から怖い歌詞だと思ってましたよ。針千本て!飲めるか!

遊女の約束説

諸説では昔、遊女達がいくら好きになった男性に愛の言葉を口にしても信じてもらえないので愛の誓いとして小指を切ってプレゼントしていたそうです。いりませんよね。

『げんまん』とは拳万と変換でき、つまり嘘ついたら拳で1万回殴るというもの、『はりせんぼんのます』というのは殴るだけではあきたらず後から付け足されたものの様です。

・・・1万回殴った時点で死んでますよね。

サッちゃん

サッちゃんはね サチコっていうんだ ほんとはね
だけど ちっちゃいから 自分のこと サッちゃんって呼ぶんだよ
可笑しいな サッちゃん

サッちゃんはね バナナが大好き ほんとだよ
だけど ちっちゃいから バナナを 半分しか 食べられないの
可哀相ね サッちゃん

サッちゃんがね 遠くへ行っちゃうって ほんとかな
だけど ちっちゃいから ぼくのこと 忘れてしまうだろ
寂しいな サッちゃん

死んでしまった女の子の歌だという都市伝説があります。

病死説

サチコという女の子は病弱で体が弱くなっているためバナナを半分しか食べられません。まもなくサチコは天国へ行こうとしているというお話です。

4番の歌詞説

こちらは聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

都市伝説の域をでないですが、実は4番の歌詞が存在します。

それがこちら

サッちゃんはね 線路で足を なくしたよ

だから お前の 足を もらいに行くんだよ

今夜だよ サッちゃん

もうホラーですね。

この歌詞は北海道で実際に電車で足を亡くした女の子の話を元に作られたのだと言います。

さらにサッちゃんの歌詞は10番まであるという説や99番まであるという説まであります。いったい誰が何のために作ったのでしょうね。

『本当は怖い童謡の真実!?隠された都市伝説の謎』まとめ

子供の頃、遊んだり、歌ったりする曲にはこんな意味が隠されてるんですね。本当かどうかは分からないところがまた怖いとこでもありますよね。

でもたしかに童謡というのは前後の歌詞が意味不明なものであったり、支離滅裂しているものもあって、改めて都市伝説の話を見てみると「あ、なるほどそういうことか」と理解できる歌詞もあります。

昔から伝わってきたものというのはいつだれがどのようにして伝わったのか、謎に包まれている童謡もあります。

そういった歴史の背景を追求するのも楽しいですね。

本当は怖いシリーズです。よかったらこれらも興味があれば

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